Last Modified: 03.03.31
Since: 02.10.29
以前、ドコモのメールは最低であると断言した。ドコモしか使ったことがない方には i-mode メールの何処が悪いのかは分からないだろう。少し技術的に見れば、実の話 i-mode メールは E-mail ではなく、ショートメッセンジを拡張したものである。そのため、性能面で他キャリアと比べた場合、ネゴが早いことを除けば、全てにおいて劣っている。「目に見える部分は良いけれど…」というドコモお得意の仕様ですね。
機能面で劣っていると言っても、例えば、エディタに内蔵ファイラが不要な方も大勢居るように、高度な機能が必ずしも万人に必要とは思えない。シンプルならではの使い勝手の良さもまた無視できない「性能」であるだろう。だが、携帯メールを考える上で最低限必要な機能というものもある。ドコモのメールに欠けている最低限必要な機能を挙げてみる。
リトライとはメールの再送機能。つまり、1度目の送信で送れなかったメールを自動で送信し直してくれる機能である。因みに、リトライがないのはドコモだけである(FOMA除く)。例えば。地下などにいた時や長電話をしていた時など、メール着信を受けられなかった場合、「問い合わせ」をしなければ次のメールが来るまで何時まで経ってもメール着信には気付かない。しかも「問い合わせ」が有料だというのが笑わせる。
即時性が重要な携帯メールでこの仕様はあんまりである。どこかの雑誌のケータイ大魔神の偏向記事では「届いたことを、より早く確実に知りたいならiモードが良いだろう」とかぬかしているが、その言い回しを用いるなら i-mode メールは「より早く確実”でない”」メールである(*1)。ビジネスなど、即時性・信頼性が重要な局面で携帯メールを使っている方には、リトライがない一点だけ見てもキャリア変更を考えて損はない。リトライは他キャリアユーザーから見ても実装してもらいたい機能であるが、FOMAがある以上PDCでの改善はないだろう(FOMAのリトライも酷いものだが)。
ドコモは基本的にファイル添付が出来ない(大半の添付ファイルは破棄される)。これが何を意味しているかと言えば、直接写真が受け取れないのである。
「ドコモのカメラ付きが出たんだって!」「え、ホント?買い買い〜!!」と、i-shot 端末を購入すると、後悔で立ち直れなくなること請け合いである。i-mode メールは添付ファイルを扱えないという目を疑う仕様のため、i-shot を写メールのイメージで捉えてはいけない。他キャリアやPCからメール添付で画像を送れない、返信が出来ない、電話番号が晒される、貰った画像を他キャリアはおろかPCへ送ることも出来ない等々、使い勝手は最悪である。
i-shot の糞仕様は、うがった見方をすれば FOMA への乗り換えを助長しようという腹がある結果なのかもしれないが、少なくとも最大キャリアの提供するサービスではない。これまた、他キャリアユーザーから見ても実装して貰いたい機能であるが、 FOMA がある以上、添付可能になる見込みはないだろう(FOMAは添付可)。
スパム(迷惑メール)が多すぎる。スパムのために冗長なメアドにしたり、特定相手からの指定受信にしたりと、激しくメールの使い勝手が制限される。抜本的な解決は難しい上に、ドコモのスパム対策が他社に比べて特に劣っているわけではない(メールシステム的に弱さはあるが)ので根が深い問題だが、件名のみの受信や選択受信、端末でのフィルタリング等を望みたい。
性能・価格・安定性ともに非常に優秀。スパムも皆無と言ったら言い過ぎだが、非常に少なく、メール遅延・消失も(現在では)皆無。メール機能では三大キャリア中最強と言っても過言ではない。と、言いたい所だが、au のメールは致命的とも言える欠点がある。
一つは「送受信の遅さ」。WEBの8秒ルールに似た話だが、送受信は精々8秒程度が我慢の限度であろう。しかし、auの場合、8秒はおろか10秒以上かかる場合も多々ある。原因としては、端末処理速度の遅さや MUA が糞という事もあるが、一々コネクションを張り、メールサーバの認証を行っているようで、折角の高速データ通信も長大な添付ファイルのダウンロード位にしか威力を発揮しない。
「送受信の遅さ」以上に問題なのは、送信後、自動で待ち受けに戻らない糞仕様。au はノロマなメール送信後、確認画面で「OK」を押さないと待ち受け画面に戻らない。また、待ち受け画面以外ではメール受信が出来ない(メールがサーバにあることは分かる)という面も合わさって、目も当てられない使い勝手の悪さがある。
また、予測変換全盛の au では日本語入力そのものに不満はないが、端末処理速度が極端に遅い機種(1x ではほとんど無いが)ではとてもじゃないがマトモに使えない。MUAの馬鹿さ加減も微妙。折角の優秀なインフラが生かされているとは言い難い。目に見えない部分だけ良くても売れないでしょうに。
J-フォンのメールでの不満と言えば、一にも二にも、メールの遅延・消失。一時期の「すぐ撮ってすぐ遅れる」最悪状況よりは幾分マシになったが、2003年2月現在でも依然として遅延の偶発を確認している(普通に使っている分には受信側が遅延に気付くのは希だろうが)。E-mail自体、信頼性の高いコミュニケーション手段ではないが、「今日、飲み行かない?」メールが次の日に来るようではコミュニケーションツールとして失格だと言わざるを得ない。私自身も、一体どれだけの被害を受けた事やら。尚、J-フォンは、以前、公式にメール遅延を認めている。
遅延に続き、(無料通信を謳う代わりに)送信がアホみたいに高い点も不信感を募らせる。J-フォンのメールが安いと思って使っている人間で、ホントに安くなっている人間が一体何人いることやら。
あと、重箱の隅を突くようだが、0x系の CC は、一通分×人数分。スカイメールの制限文字数にメールアドレスも含まれるため、ほんとに一言しか書けない=ロングメール8円を使え。(私が使っていた機種では)フォルダが一杯になったら手動で消去。データの扱いが面倒くさい、等々。料金面のウラと、(auの待ち受けに戻らないほどではないが)精錬され切っていない操作系。あまりユーザーに優しいとは言えない。